快洗隊、店舗の成長を追跡する。その2
たった102坪・最小の快洗隊、北神戸店の場合 |
11ヵ月の苦悩の後に黒字転換、その後13ヵ月で累積赤字解消の軌跡 |
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店にいて気付いた。来店されたお客様が注文を終えると出て行ってしまう。近所の店で買い物などしているのだろうか、とにかく出かけてしまうケースがたいへん多いように感じた。
北神戸店のゲストルームでは、待ち時間を過ごすことができないのだろうか?そうだとすれば何が原因なのだろうか。
お客様が出て行ってしまうのは待ち時間が長いからだろうと考えた。それならば作業に取り掛かるまでの待ち時間がなくなる予約制にしたらどうか、というアイデアを実行することにした。2004年6月にスタートしている。
これは予想以上の効果で、はっきりと客足が伸びていくことがわかった。運用開始翌月の同年7月には初めて平月洗車粗利200万円を達成、これ以後単月黒字体制に入ったのである。
予約制がここまで効果を出したのは、関西の人たちは他の地域の人よりもせっかちということか?
当初は試行錯誤の連続で、紙で管理していたが、現在は予約管理ボードを作成し、予約のお客様と飛び込みのお客様をうまく振り分けることができるようになり、予約いただいたお客様に迷惑をかけることなく、飛び込みのお客様に対処できるようになった。
北神戸店の成功が、直営全店への予約制導入のきっかけとなったのである。 |
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待ち時間が短くなり、待っていただける人が増えるであろうと想定し、ゲストルームを改造した。これも2004年6月のことである。
それまでの状態を一言で言うと、少し生活のにおいが強すぎたような室内だった。
欲求商品である洗車を販売する私たちは、その提供空間に、「日常」を感じさせてはならない、と考え、居心地の良い喫茶店というイメージに室内を改造した。 |
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