両性界面活性剤で出来た発泡剤+α
・「両性界面活性剤」は、陽イオンと陰イオンの特性を兼ね備えている活性剤で、泡立ちが良い上に、特に肌にやさしく、一般にシャンプーなどの主成分に使われている。
両性界面活性剤で出来た発泡剤+α
・「両性界面活性剤」は、陽イオンと陰イオンの特性を兼ね備えている活性剤で、泡立ちが良い上に、特に肌にやさしく、一般にシャンプーなどの主成分に使われている。
両性界面活性剤+アミノ変成シリコン
・撥水性・安定性・塗装への定着性に優れたシリコン→「アミノ変成シリコン」。このアミノ変成シリコンを水の中に非常に細かい粒にして浮遊させ(マイクロエマルジョン)塗装にかけるとすぐに定着し、素晴らしいツヤと撥水性を発揮する。
・マイクロエマルジョンの状態を作る為には界面活性剤を使わねばならないが、ベースコート2は、パワームース4に使われているものとまったく同じ「両性界面活性剤」を使っている。
普通の手洗い補助機、あるいは門型洗車機の撥水コート剤は、塗装上に界面活性剤である発泡剤が残っていると、撥水コートの定着を阻害するので、泡を洗い流してからでしか、撥水コート剤をかける事が出来ない。だから全部で6工程の作業が必要となる。
しかし、快洗Jrシリーズでパワームース4とベースコート2を使った場合は、パワームース4とベースコート2に含まれている界面活性剤が、全く同じ特殊な両性界面活性剤であるため、泡の車にかけてタッチアップをしたあと、その泡を洗い流す必要がなく。撥水剤であるベースコート2を直接泡の上からかけても、全く問題なく撥水コートが定着する。だから、泡の洗い流し工程を省く事が出来、全部で5工程の作業で済む訳だ。
界面活性剤で出来た"泡が残ったまま"の面は、界面活性剤の特徴で塗装全体にべタッと泡がまとわりついている。その上に撥水コートを掛けると、塗装面全体に撥水コートが拡がり、部分的に撥水コート剤が着いてしまうようなムラ付きが起きる事を防ぐ事になっている。
この特徴は、特に夏場、塗装上の水が乾きやすくムラ付きが発生しやすい季節には、ありがたい特徴である。
門型洗車の撥水コート剤は、多数の穴を持ったアーチ状のパイプから一斉に、しかも一様に車のボディに噴霧されるので、撥水コートがムラ付きする事は少ない。
しかし、快洗Jr.あるいは類似の手洗い洗車補助機では、撥水コートは一本のパイプの先端から部分部分に対して噴霧されるので、撥水コートがムラに付いてしまう事が多い。だから、快洗Jr.ではパワームース4とベースコート2の活性剤に工夫して、泡が残っている状態で撥水コートを噴霧できるようにして、ムラ付きを防いでいるのだ。
もし、門型の洗車機用の撥水コートを快洗Jr.に入れて使用すると、門型洗車機用の撥水コート剤には、パワームース4とベースコート2のようなムラ付き防止の工夫がして無いので、非常にムラ付きがしやすくなるので注意したい。