忙しいということ、それはたくさんのお客さまにお店に来ていただけるわけだから実に喜ばしいことである。たくさんのお客さまに喜んでいただければ、さらにたくさんのお客様にお店に来ていただけ、お店はますます繁盛する。もちろん、忙しさへの対策があらかじめできていればの話である。
しかし、忙しいゆえにお客さまへの対応が悪くなると、一気にその店のイメージがダウンし、二度とその店に来てもらえないお客さまが続出する。さらに、店舗オペレーションの悪さによりスタッフへの負荷が増えれば、その結果アルバイトが減ってしまい、ますます悪循環に陥ってしまうケースも珍しくない。
このように忙しさというものは危険な要素も持っており、いかに事前の対策が大切であるかをよく認識しなければならない。
いよいよ12月が近づいてきた。洗車ビジネスにおいては、年間最大の繁忙期だ。
忙しくて憂鬱だと考えるか、絶好のチャンスと考えるかは、その店における体制やオペレーションに対してどれだけ自信が持てるかによるところも大きい。今回は混乱しがちな店内を効率よく処理するための手段として、予約制に焦点を当てながら、各店の年末対策を紹介しよう。