“オールクリア”システムを支える特殊エアガン
高価な機器なしで最新の除菌・抗菌・消臭が施工できる |
ところで、“オールクリア”の施工では、AC-1は菌に直接降りかかり、L-2は部材にコーティングするという作業が的確にできなければ施工の意味が無い。吹き付け圧力や吹き付け量は施工のポイントである。
圧力が弱いと拡散せず、浸透しない。強すぎると跳ね返り付着しない。噴霧量が少ないと菌の一部分にしか効かないし、多すぎると室内を濡らしてしまい、乾燥時間がかかりすぎて施工しにくくなる。
こうした難題を解決したのがシステム中の特殊エアガンだ。
このエアガンは、ハンドスプレーでは実現不可能な非常に細かい霧を勢い良く噴霧することができる。AC-1噴霧では奥深く入り込んだ菌を効率的に死滅させ、L-2噴霧では車内の隅々まで細かな銀イオンの霧を行きわたらせる。シート表面が少し湿ったかな、という程度で感想の効率も良い。
エアガンのカートリッジには「車両別液剤使用量目安表」を基に必要量を入れておけば、無駄の無い施工ができる。
“オールクリア”のメリット、健康と安心をお客様にご紹介する |
“オールクリア”をお客様にご説明するには、何より「除菌・抗菌・消臭」処理がお客様に提供できるメリットをお知らせしなければならない。
「除菌・抗菌・消臭」のメリットはなにか。
再三述べてきたように、車室内は意外に汚れている=菌がたくさんいる、ということを知っていただき、室内の空間が乳幼児やお年寄りなど抵抗力の弱い同乗者に影響する可能性があること、室内の菌を家庭内に持ち込む可能性があることをご理解いただくことが必要である。
健康に関心の高い現代では、健康を阻害する環境を改善する提案はお客様に受け入れられやすく、また望まれる情報でもある。施工によって安心が得られるということをお伝えすることも大切だ。
なお、室内からカビや菌が排除されることによって、菌によって引き起こされている「臭い」も消えるというメリットもぜひお伝えしたい。
“オールクリア”で最高のパフォーマンスを得るために |
実際に除菌効果を得るためには、きちんとした手順と用量を守る必要がある。用量の問題はとりわけ重要で、たとえば全部の菌を破壊するだけのAC-1を噴霧しないと、菌は残ってしまう。するとまた増殖することになる。
少し多めの噴霧が大切である。
“オールクリア”には、除菌・抗菌の結果として消臭効果がある。
消臭は、臭いそのものを減らすことと、臭いを発生する原因を減らすことと、その二通りのアプローチがある。
“オールクリア”の除菌・抗菌効果は、臭いを発生する原因=菌を減らすという方法で威力を発揮することは、これまでの説明でご理解いただけるであろう。
菌を殺すメカニズムは、臭いを消すメカニズムとほとんど同じである。AC-1・L-2のどちらも、既に発生している臭いそのもの=臭いの分子を破壊するという機能を持ち、そのため消臭にも効果があるというわけだ。
除菌・抗菌という目的が達成されると、同時に消臭され、科学的にも感覚的にも爽やかな車内が実現する。ここをお客様に伝えることが“オールクリア”の説明のポイントである。
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