きれい好きな日本人なのになぜ
洗車需要が低いのか。- 岡崎店のコンセプトが生まれた理由 - |
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全米に75,000軒の洗車屋
ロスのトニーから、米国における洗車事業に対する調査報告の第一報が届いた。
その中で驚いたのが、アメリカにおける洗車ビジネスのスケールだ。洗車をビジネスにしている事業所は全米でなんと7万5千ヵ所もあるという。しかも、米国で私が見た洗車場は、その多くがかなり大きな規模を持ったものであった。洗車スタッフもメキシカンを中心に30〜50名いる。
売上は、単価と台数から推測するしかないが、ある繁盛店では、
700台/日×1,500円/台 = 100万5千円
これにカーディテイリングでの売上や売店での売上を加えると、およそ120万円/日となる。
一ヵ月では120万円×30日 = 3,600万円/月
日本では考えられないようなスケールである。
田舎町であるサンアントニオで見たTOUCHFREE(ノンブラシ)洗車機を3台設置した洗車場で、
200台/日×800円/台 = 16万円
一ヵ月では16万円×30日 = 480万円/月
これもまた日本のセルフ洗車場では考えられないような数字である。
私はアメリカの洗車事業所は全部で20ヵ所ぐらいしか見ていないが、その規模と売上は、日本の洗車事業とは別次元のものであり、平均しても4〜500万円を大きく下回ることはないだろう、と直感している。
なんと2兆7,000億円の米国洗車市場
今まで、アメリカの洗車屋の"数"はそれほど多くはないだろうと想像していた。アメリカ人の車に対する考え方は、車は「道具」であって、あまり洗車をしないという先入観があり、一軒当たりの洗車売上が大きいならば、洗車屋の軒数はそれほど多くはないだろうと予想していたのだ。
ところが、全米で75,000ヵ所の洗車事業所があるという。その一軒当たりの平均売上を、思いっきり低く見て300万円だとしても、全米の洗車に関わる洗車事業のマーケットのサイズは、
300万円×7万5,000箇所 = 2,250億円/月となる
年間で2兆7,000億円だ。
これはでかいビジネススケールである。
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