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異変!2004年の年末は、前年対比たった1.8%UP
24日までは12.9%UPだったのに。快洗隊直営店6店の内、前年実績のある4店で。
雨と雪だけが原因ではない。意外な低迷のその謎を探る。 |
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昨年は単独でキャンペーンを張った「アクアキーパー」が、今年はかなり減ったのだ。
24日までの前年比169.5%の台数のキーパーと、157.1%の台数の室内清掃の作業に埋没してしまったのか、前年のJ115台のアクアキーパーに対して、今年はM71台止まりとなった。
前年対比44台のマイナスである。金額にして、
44台×約30,000円=1,320,000円がマイナスとなった。
これをキーパーと室内清掃のプラスから減ずると、224,000円のマイナスとなる。
1.たった20%OFFで、
2.キャンペーン期間中約170%の台数UPという劇的な効果を出して、
3.それでも、結果的には数十万円のマイナスが出た結果となる。材料費を考えれば100万円以上のマイナスになる可能性すらある。
値段を下げて、台数を稼いで売上げを出そうという方策とは、かくも恐ろしく、虚しい結果を出すものなのだろうか。
たった20%OFFでである。それを、何の考えもなく30%OFFとか、ましてや半額セールなんてキャンペーンが幅を利かせているが、台数的に何倍も売れたとしても、これではなんと割に合わないことなのだろう。ただ、ただ虚しいだけである。
この経験より、「値段を下げて、台数を稼ぐ販売手法」は、少なくとも洗車の世界では「禁じ手」であることを改めて学習したのである。
あるいは「懲りた」と言ったほうが良いのであろうか。
粗利益比較表 |
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03年12月洗車計 |
04年12月洗車計 |
伸び率 |
03年12月総粗利 |
04年12月総粗利 |
伸び率 |
安城 |
450.2万 |
469.8万 |
104.4% |
467.0万 |
485.5万 |
104.0% |
知立 |
452.8万 |
432.0万 |
95.4% |
873.3万 |
879.9万 |
95.2% |
刈谷 |
813.4万 |
825.0万 |
101.4% |
873.3万 |
879.9万 |
100.8% |
北神戸 |
312.0万 |
324.0万 |
103.8% |
322.6万 |
337.0万 |
104.5% |
4店合計 |
2,028.4万 |
2,050.8万 |
101.1% |
2,144.2万 |
2,161.0万 |
100.8% |
相模原 |
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404.0万 |
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404.0万 |
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鳴海 |
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293.0万 |
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312.0万 |
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6店合計 |
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2,747.8万 |
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2,877.0万 |
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結論。
予約制で「前年のラッシュでお客様が懲りた?」を
解消しなければならない。 |
さて、この年末、大きな収穫もある。「予約制」である。刈谷店で実施した「年末完全予約制」は大成功であった。(その「完全予約制」については、次のページで詳しく報告している。)
今回の年末、思ったより売上げが伸びず、前年対比たった1・8%の伸びにとどまったのは、もちろん29日、31日の雪と雨がたたったことは事実である。
しかしそれだけではなく、年末の大ラッシュであまりにも長い待ち時間によって、お客様が「懲りた」ことが、2年目の店の苦戦の大きな要因であったように思える。特にそれは比較的小さな店舗に顕著に出ているのだろう。
そして、ラッシュが始まる前に時間のかかる仕事を済ましておこうという「四品20%OFFキャンペーン」は、一見成功したかのように見えたが、その実ビジネス的には、大きな力を使って損が出すというディスカウントの怖さを改めて学習したということになる。
それにしても、「たら」と「れば」は言っちゃいけないのだが |
それにしても、29日と31日の雨と雪は痛かった。ほんとに痛かった。商売に「たら」「れば」は禁物であるが、あえて愚痴っぽく「たら」「れば」をぼやいて見たい。
相模原店は、一年目の年末を、前年の知立・安城店と同じように、絶対に450万円はいっていた。
くやしい〜〜。
北神戸店は、雨と雪が降らなかっ「たら」、あと50万円以上は上積みできた!
知立店と安城店、29日と大晦日が晴れてい「れば」、雨と雪が降らなかっ「たら」、両店とも軽く総粗利500万円UPで、もっともっとデッドヒートした戦いが繰り広げられたものを。
くっそ〜〜〜〜
鳴海店は、オープンから10日目で12月を迎えてしまった。それでも総粗利370万円はいけたのに、くやしい・・刈谷店は、あの29日と大晦日が、晴れてい「れば」、雨と雪が、降らなかっ「たら」、総粗利979万円。
本当の一千万の大台は、次に譲ったとしても、少なくとも絶対に900万upだけはやって置きたかったなぁ・・・
すべて、快洗隊スタッフ達の鬱憤の代弁です。
朝から降り続いた大晦日の雨は、午後3時ごろ上がって、それでも、零度近くまで冷え切った空気は、決して路面を乾かすことはなかった。
午後6時、そろそろ大晦日のオーダーストップの時間が迫るころ、西の空には、元旦の晴天を予言するような夕焼けが広がっていた。その赤さが、よけいに悔しかったのです。
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