ガソリン値上げの中、高価格コーティングが爆発した

ガソリン値上げの影響がとうとう洗車売り上げにまで響いてきた感がある。一般の家庭における燃料代の支出増が、オイル交換やタイヤなどの必要商品購買先送りを招き、洗車などの欲求商品においても同様に、お客さまが「我慢」を続けて洗車収益を低迷させている。

しかしこの8月、その欲求不満が爆発したように快洗隊で洗車売り上げが激増した。特に4万円〜6万円もするようなコーティング、すなわち、ダイヤモンドキーパーとアクアキーパーが絶好調だったのだ。

将来が不透明であり、所得の低迷が続いている中、車の保有年数の長期化が、なるべく長い期間「キレイ」を維持し、手間の掛からないコーティングを求めるようになり、長く乗ろうと考えている高価な自動車を長持ちさせてくれるコーティングを多くの人が選ぶようになったのかもしれない。その選択の結果の商品の一つがカーディーラーで新車販売時に施工される「新車コーティング」なのだろう。今や新車販売台数の50%以上に施工されているらしい。自動車産業界におけるカーディーラーの信用の高さが伺われる。

新車コーティングに代表される高価格な、「超長寿命コーティング」は、確実に新しいマーケットを形成して来ていることは間違いない。

3年前から新車コーティングにチャレンジ

洗車、コーティングを本業としている私たちとしては、もう一つの新しいマーケットの拡大を目指し、一刻も早く「新車コーティング」の市場へ進出しなければならない。

そこで快洗隊は、3年前、長期間保護する高性能コーティング、「アクアキーパー」の販売に取り組んだ。結果は予想通り従来の客層と重複する事なく新しい客層を囲い込む事に成功したのだ。そして、その営業活動の中から新たにカーディーラーでの「新車コーティング」に対する不満と欲求も見えてきた。

「やっぱりコーティングは水弾きが欲しい、長期間持つ物はありませんか?」
「今はガラスコーティングの時代ですよね」
「自分でやるメンテナンスには不安がある。・・面倒だ。」
「新車の時やったコーティング、全然保たなかった。なぜ?」

など、ユーザーの声が私たちの所へストレートに飛び込んできた。

確かに、新車コーティングは種類を選べない事と、ガラス系のコーティングで撥水効果を希望する人がいる事。高価な商品であるコーティングを買ったのに購入後のメンテナンスを行えていない事など、かならずしも100%満足を与えているものではない。

その点、快洗隊やSSには気軽に相談やメンテナンスで来店出来る強みがある。その上で、撥水を望んでいる客層も選択出来るように、もう一種類の新車コーティングが欲しいと我々は考えた。

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