ダイヤモンドキーパー登場
今年、長期間撥水力を持続する撥水型ボディガラスコーティング「ダイヤモンドキーパー」が誕生した。施工価格が4〜5万円という高価な商品の販売にあたり、価格設定をアクアキーパーと同価格に決定し「選べる二種類の新車コーティング」とし、アクアキーパーとダイヤモンドキーパーを同列として位置付ける事にした。ガラス系のコーティングが2種類になったわけだ。
次に、これを説明するセールストークを多くの店舗で試みた。その結果、必要以上に言葉の多い説明をすると、かえって解りづらい商品になってしまう傾向があることが分かり、特徴だけシンプルに伝えるセールストークへと統一する事となった。
「新車に最適なボディガラスコーティングは二種類用意致しております。水を弾かず、汚れにくい"アクアキーパー"と、水を弾いて塗装色に深みの出る"ダイヤモンドキーパー"です。どちらも塗装保護や艶を出す効果は十分にありますので、お客様のお好みで選んで頂いています。」
このようなセールストークに加え、さらに解りやすいようにとメニューブックを用いている。
それとプラスして店頭で新商品への理解度を深める為に、ピット内での施工を、洗車待ちのお客様が見えやすい角度で作業する工夫をしている。
ダイヤモンドキーパーとアクアキーパーの相乗効果
販売の傾向としてたいへん興味深い結果が出てきました。それは下記の「4種コーティング販売実績表」にあるように、アクアキーパーの施工台数が昨年実績に対して減少する事なく、ダイヤモンドキーパーの客数が実績に上乗せされている点と、より安定してアクアキーパーが受注されるようになった事だ。
これはダイヤモンドキーパーを導入した事により、アクアキーパーの販売にも相乗効果が表れたと言う事であり、アクアキーパーがより定番商品として認知されて、「選べる楽しさ」が増したと考えるべきであろう。
アクアキーパーとダイヤモンドキーパーの実績表の推移
そして繁盛期の8月、前年に対してコーティングによる収益が伸びた要因はアクア&ダイヤモンドキーパーの販売の拡大が大きく寄与していることは間違いない。
新車施工を希望する客層に対応できる「ボディガラスコーティング」は長期間の保護力と、群を抜く光沢、そしてメンテナンスの受け入れ窓口を改善する事で急速に認知を広げて、元々ある自店商品にも相乗効果を生むと言える。
ガソリンの高騰が、かえって高性能な超長寿命コーティングの需要を高めているのではないか。その結果アクアキーパーとダイヤモンドキーパーの2つのボディガラスコーティングが、その下位にランクするクリスタルキーパーをも伸ばし、更に新車施工コーティングの販売増加が進んだ。
|