快洗ウイングは
「水の圧力を抑え、水の粒を大きくし」
「重めの大きな泡」安心して、ショー効果を出せる。
先月号でも既報の通り、快洗ウイングの水や泡は周りに飛び散らないことをテーマに作られている。洗う場所と仕上げ場所は近い方が効率良い。しかし洗う場所から水や泡が飛び散り、仕上げ中の車や、給油中の車などにかかってしまうのは問題がある。
今までこの「水・泡問題」には場所を離すか、洗車機そのものにカバーをかけるという対処が一般的だった。しかしこの対処法では、施工を依頼したユーザーや、前面道路を通過するドライバーから見えないという現象が生じる。
手洗い洗車の需要を増やすのに、「見せる」ということは非常に大切である。快洗隊直営店では「見せる」ということに重きを置き、直営店のほとんどが、「信号待ちの車から店内が見渡せる」構造にまでなっている。この「見せる」ことをきちんと実現させるために快洗ウイングでは、噴霧される水や泡が飛び散らないような、「重さ」を持って噴霧される。今までの常識では水は高圧で当て、汚れを飛ばす泡は軽くし、ボディから落ちないよう付着させることが当たり前であった。
しかし快洗ウイングでは「水は圧力を抑え、水の粒を大きくしている、」泡も、「大きな泡」で粉雪のような細かな泡が舞うようなことが全く無い。結果的に可動するアームから1メートルも離れれば全く濡れないし、近くで仕上げ作業をしても問題ない。これで安心して洗車や仕上げに取り組めるし、「見せる」ショー効果が大いに期待できる。
快洗Jr.ゆずりのスムーズな泡で絶妙の洗い心地
場所を取らず、スピーディに動いても、肝心の手洗い洗車作業が気持ちよくできなければ、何のための機械か、ということになるが、その点快洗ウイングは絶妙の泡が施工者を気持ちよく作業させてくれる。固すぎず、かといって水っぽくもない泡は、ラ・モップで洗うといたずらに滑りすぎず、きちんと手に洗えている感触が伝わる。しかも隙無く噴霧された泡はかなりボディに対する保ちもよく、慌てて作業したり、手ですくい上げながら泡を足りないところに補充することも必要ない。
1スパン1スパンに集中しながら一周してちょうどよい具合である。洗い終えたあとの水切れも非常に優れているし、隙間に入り込んだ泡も快洗ウイングの圧力を抑え、水の粒が大きい水できちんと洗い流されるので、終わった後に泡が流れ出てくるようなことも無い。泡の気持ちよさも快洗ウイングの大きな特徴である。
トレーニングセンターに続々設置開始
このキーパータイムス紙上でいくら快洗ウイングの軽快さ、快適さをレポートしても実物に触れていただくのがやはり「百聞は一見にしかず」の言葉がある通り、なかなか伝わるものではない。アイ・タック技研では、早速この快洗ウイングを全国のトレーニングセンターに設置し、そのすべてに触れ、体験していただけるように手はずを整えた。
累計二千九百台を数える快洗Jr.などがSS業界に手洗い洗車需要を掘り起こし、普及させたように、この快洗ウイングも1ランク上の快適な手洗い洗車実現のためにパイオニア的存在になるのは間違いない。手洗い洗車は人間が行うもの。その人間のストレスを極力減らし、モチベーションや集中力を高める助けになるのが機械の役目。快洗ウイングは間違いなく超一流の舞台として洗車収益向上に寄与する名機になる。 |