アイ・タック技研トレーニング施設整備の集大成ともいうべき中央トレーニングセンターがこの7月、愛知県大府市にオープンした。広大なトレーニングスペースと宿泊施設をあわせ持つ当トレーニングセンターでは、これまでにはなしえなかった高度で集中したトレーニングを行うことができるようになり、業界でも注目を集めている施設である。
もっともっとレベルの高い洗車のプロを育て、日本に新しい洗車文化が根付くことを目指して作られた当トレーニングセンターには、これまでにない充実した機能が数多い。今回は完成したばかりのトレーニングセンターの細部に至るまで紹介しよう。
豊かな自然の中で
充実のトレーニング
愛知県大府市。名古屋市の南隣に位置する、人口8万人の街。ブドウ畑と牧場が点在する知多半島の丘陵地帯にアイ・タック技研中央トレーニングセンターが立っている。緑豊かで自然に囲まれたこの場所は洗車トレーニングには最高の環境である。
9台同時施工可能な大規模スペース。
520平方メートル、152坪。そこには洗車機「快洗Wing」が設置されており、一度に9台もの車で技術訓練することができる。表に「快洗隊」と出せば明日からでも開業できそうなスペースだ。
アイ・タック技研が初めて開設し、これまでに数多くの、「洗車のプロ」を輩出してきた前刈谷トレセンは、参加人数の増加と施工技術の高度化により、さまざまな点で限界を迎えていた。今後さらにレベルの高い洗車のプロを作っていくためには、もっと広くて充実したトレーニングセンターがどうしても必要となる。それが中央トレーニングセンターだ。
アイ・タック技研のトレーニングセンターは、研修生がトレーニングに集中できる環境を作ることに重きを置いている。そのひとつが冷暖房完備。この春までに整備した6箇所のトレーニングセンターにも、すべて冷暖房を完備している。暑い寒いでトレーニングに身が入らないようでは、その効果も下がる。当然、中央トレーニングセンターも冷暖房完備である。さらに、中央トレーニングセンターでは透明シャッターを採用。明るさを確保しながらもまわりの喧騒を遮断し、研修生の気が散らないように配慮した。
さて、格段に広くなったトレーニングスペース。これは単にたくさん車が置けるということを意味しているのではない。例えば、7〜8人程度の洗車スクールなら、これまで刈谷のトレセンでは4人、5人で1台の車を分担してトレーニングしていた。それが、このトレーニングスペースなら、ほぼ1人1台でトレーニングが可能となるわけだ。
1人あたりの車に触れる時間も増え、またすべてを自分でやり遂げるという実戦モードも体験できる。同じトレーニング時間であっても、中身はグンと濃くなるのだ。さらには、1人1台なら作業も研修生自身の車でできるため、洗車やコーティングの効果を後日自分で実感できるというメリットも持つ。
もちろん、収納台数が増えたということで大人数の洗車スクールも開催可能だ。会社単位で効率的に洗車スクールにを開催したい場合などには有効だ。アイ・タック技研のスクール担当者に相談すれば、柔軟に対応してくれるはずだ。
さらには、トレーニングスペースは分割使用も可能。別々の洗車スクールを同時開催することができる。今後のKeePreプロショップ研修などで過密になりがちなスクールスケジュールも難なくこなせるのがこの中央トレーニングセンターの大きな特徴ともいえよう。
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トレーニングセンター管理責任者
石川 誠
トレーニングにおいて最も大切な事、それは研修に来られた皆様に、『きちんとした技術が身に付き、きちんと作業が出来るようになる事』をおいて他にはありません。高いレベルの技術を、これまで以上にたくさんの方々に伝え、成功して頂く為に存在するトレーニングセンターとなるように、皆様と一緒に努力していきたいと思います。 |
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