私の思い出の車は、親戚の叔父が乗っていたワンボックスタイプのミニバンです。今では名前すら忘れてしまいましたが、大変に思い出深い車です。というのも、母の実家が高知県にあり、叔父一家はそちらに住んでいたので、母の帰省の度にその車で色々な所に連れて行ってもらったのです。子供のころ私は車酔いがひどく、長距離の移動は苦手だったのですが、叔父の運転するその車だけはさほど酔わずに快適に過ごせたのでした。
もうひとつ、生まれて初めて「かっこいいなー」と思った車があります。私が九歳の年にデビューした、日本が誇るスポーツカーです。ある日のドライブで、なんとも素敵なカタチの車が走っていくのを見かけたのです。当時としては少し丸っこいデザイン(今時の車に比べると角いのですが)で、おしりにまん丸ライトが四つ、瞬いておりました…。「にっさん」の「じーてぃーあーる」という単語を覚えたのはその時でした。
父や叔父と、彼らの「車」おかげで、車だけでなくその車で行った場所や、その道中でのことなど、たくさんの思い出が私にはあります。子供のころのことだけでなく、今もそうですね。車に本格的な興味をもったのはもっとずっと後のことですが、子供のころの記憶、というものは、ぼんやりとしたものでしかなくても、ずっと印象に残っているものでして、大切な「オモイデ」なっています。子供のころあこがれたから、とか、なつかしいから、といった理由で車を選ぶ人も多いと思います。今後そういった理由で車を買う人を増やすためにも、自動車メーカーの方には夢のある車、素敵な車を作り続けてほしいですね。そうすると古い車も大事にされ、リサイクルも順調に行われ、廃車の不法投棄などが減っていくでしょうね。そう願いたいものです。
車はあくまでモノです。ですがそのモノは、たくさんの素敵なオモイデをもたらしてくれます。モノはオモイデに勝てませんが、オモイデを作るのにかかせないモノでもあります。もちろんオモイデ作りにかかせないモノのひとつが私にとっては車だ、というだけであって、その「モノ」は人それぞれですが、車好きの一人として、車を大事にしていきたいと思います。
最近五回に一回ぐらいの割合でひーるあんどとぅーが成功するようになりました。
打率低いなぁ(笑)精進します!
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