高額コーティングをさらに充実
超高収益店を目指す新たなパイロット店誕生 |
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好調な滑り出し
同店はこの間の平均単価が6200円と、10%引き実施中としては好調である。やはり高額コーティングが売れていることがその要因である。理由は明確ではないものの、品質感のあるお店作り、わかりやすいメニュー、そして新商品「ダイヤモンドキーパー」が功を奏しているといえよう。
お店には、これまで以上にカップルの来店が多い。「おしゃれ」に見えているのではないだろうか。高額コーティングを、居心地の良いゲストルームで作業を、二人で眺めて時間を過ごせる、そういう場として認知されていくとしたら、新コンセプト店として大きな果実を獲得できるような気がする。
と同時に、季節はずれとも言えるウィンドフィルムの需要が多く、これは実に意外な結果である。これなど告知も少なく、立地によるものとしか分析しようが無い。立地について、新たな指標を獲得できるかもしれないというのも岡崎店の特筆点である。
コーティングを充実
岡崎店最大の売り物は、同店でデビューするガラス系コーティング「ダイヤモンドキーパー」で、アクアキーパーと異なり、撥水するガラス系コーティングだ。流行のガラス系コーティングにもピンからキリまでいろいろあるが、ダイヤモンドキーパーはガラス被膜を形成する本格的な商品で、シャープな輝きと、ガラス系ながらバリバリに水をはじく撥水被膜が魅力。
新車(塗装面の傷が少ない状態)向けには、アクアポリッシュで全体を脱脂・研磨しダイヤモンドキーパーを施工、傷が入った経年車は本格的なポリッシングで鏡面仕上げをした後に施工する。ダイヤモンドキーパー商品化のため、長期間にわたるケミカルテストを実施したばかりでなく、施工担当者は本格的なポリッシング研修を受講し、技術品質を高めた自信の商品。
ダイヤモンドキーパーは岡崎店での販売で基礎を固めながら、今後快洗隊各店の新商品として追加していく予定。そのための技術者研修も実施している。
ダイヤモンドキーパー、岡崎に登場
「親水」が好きな人もいれば、「撥水」が好きな人もいる。「自然な発色」が好きな人もいれば、「輝き」が好きな人もいる。素直にユーザーの好みの多様性を受け入れる意味で、約1年前、アクアキーパーに対して「塗るタイプ、しかも撥水型のボディガラスコーティング」の開発に着手した。
ドイツ最大のカーケミカルメーカーSONAXの全面的協力を得て開発は順調に進んだ。順調と言っても、開発したケミカルサンプルは実に29種類にも及び、テストに要した車の台数も数え切れないほどだ。社有車、社員の車はもちろん知り合いの車まで動員してのテストである。こうして出来上がったのが20種類目のケミカル「VP-20」。これを小修正しながら完成品を作り上げたのだ。名づけて「ダイヤモンドキーパー」。
この「ダイヤモンドキーパー」と「アクアキーパー」を軸とした店造りを考えたのが快洗隊・岡崎店である。
快洗隊・岡崎店は真っ白に内部を統一した大きなピットを6台分備えている。店舗の各部について、品質の高さを強調した店作りだ。そして「極上の手洗い洗車」を入り口とし、4万円台から8万円台の「ダイヤモンドキーパー」と「アクアキーパー」を終着商品として、高度な研磨技術を身に付けた村藤マネージャーを中心に2名の社員と3名のアルバイトで10月中旬オープンした。
出足は極めて順調であり、ダイヤモンドキーパー・アクアキーパー共に予約が順調に入り、毎日施工に追われている。カーディーラーが副業で始めた超長寿命コーティングを、この快洗隊・岡崎店では、本業のひとつとしてスタートしたわけだ。ここでのノウハウを蓄積し、世に「ダイヤモンドキーパー」をご紹介する日は近い。
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