- 第2回 自動販売機ビジネス
「洗車(室内清掃)の良し悪しは、内窓で決まる」。以前、とあるSSのマネージャーからこんな話をお伺いした事があります。 確かに、窓ガラスは常に視線が行く場所、そこに曇りひとつ無ければ、快適かつ安全なドライブを楽しむ事ができ、洗車全体のイメージも良くなりますよね。 そこで今回は、ちょっと予想外!?なほどの人気商品となった『快洗内窓クリーナー』の、本来は一番のシークレットな部分である成分について、そして綺麗に仕上げる作業のポイントなどを特集してみました。
良く落ちる・濁らない 『快洗内窓クリーナー』の特徴は、なんといっても「拭きスジが残らず、作業後のガラス面が白く濁らない」ということです。 従来のガラスクリーナーは界面活性剤を主成分としたものがほとんどで、窓を拭いた後、一旦はきれいになったように見えても、実は若干の不揮発界面活性剤が残っていて、内窓が曇ったときなどに「スジが見えてくる」という欠点があります。 これを克服するため、快洗内窓クリーナーは、ガラス面へ残りやすい活性剤を主体とせず、揮発性の高いエタノール(エチルアルコール)を主体とし汚れとともに、すばやく飛ばしてしまうという特徴を持たせました。 しかし、内窓はタバコのヤニなどがかなりついており、ある程度の洗浄力がないと作業が大変です。そこで、若干の特殊な界面活性剤のようなものを添加し、洗浄力をぐんとアップしています。 さらに内窓クリーナーを使った拭き方のコツを、スクールなどでご紹介することによって、さらに人気の輪が広まる結果となりました。良く落ちて残らない。これがこの製品『快洗内窓クリーナー』の最も重要なところであり特徴です。 作業は簡単、快洗Taoるとベストマッチング 単に内窓拭きといっても、季節やガラスの汚れ具合によってそれぞれ拭き方にポイントがあります。実際に快洗隊で行っている内窓拭きについてご紹介します。 ◎用意するもの ・快洗内窓クリーナー(スプレー 容器に小分けしたもの) ・快洗Taoる乾いたもの、湿ったものを各1〜2枚ずつ ※内窓拭きの作業には、吸水性に優れ毛ホコリの少ない『快洗Taoる』のご使用をお勧めします。 ◎作業方法 @四つ織りにし良く絞った快洗Taoるの1面全体にしっかりとスプレーします。 ポイント 夏の暑い時期やタバコのヤニが多い場合は、快洗Taoるの水気を多めにします。 Aフロントガラスなら半分程度を1スパンとし、縦・横・四隅の順番で拭き上げる。 Bクリーナーが揮発する前にもう一枚の乾燥したタオルで汚れをそぎ取るよう拭き上げる。 ポイント ワンボックス車のフロントガラスで下の方が拭き難い場合は、物差しを使うと上手に拭けます。 C上記の作業を全スパンごとに行なう。 それぞれタオルが汚れたらすぐに綺麗なものと取り替えましょう。 内窓クリーナー開発者Dr.サンコンより 『快洗内窓クリーナー』は、エタノールを主成分とした今までにない画期的なガラスクリーナーです。このエタノールは非常に揮発性の高い液体ですので、使用の際に注意していただきたいことがあります。 @火気の近くで使用しないこと、A樹脂・皮革製品に直接使用しないこと、の二点です。 特にAについては、フロントガラスと密接しているダッシュボードが樹脂製(皮革製)で、こういった部分に直接スプレーすると、急激な揮発によって脱色する場合があります。 必ず、タオルの方に内窓クリーナーをつけて使用する事です。 最後に余談ですがこの『快洗内窓クリーナー』、快洗隊直営店のためだけに作った特殊な製品で、当時は何のデザインもされていませんでした。しかし全国各地で開催されるワンデースクールなどで、室内清掃に使っているところを見たSS様から「これはいい」との評判を受け、急遽製品化されたという経緯があります。 という訳で『快洗内窓クリーナー』などと、なんとも味気無い単刀直入な商品名になっているわけです。 ここまでヒット商品になるのであれば、もっと気の利いた商品名を考えればよかったと反省しております。