- 第2回 自動販売機ビジネス
タバコ吸いのぼやき 私はタバコをたくさん吸う。1ミリグラムタールの煙の少ないタバコであるが1日3箱ぐらい吸う。 タバコが体に良くないことは、あらゆる情報で知っているし、本当にタバコがうまいと感じるのは食事の後などに吸うほんの数本だけで、後は惰性で吸っているだけ。たくさん吸い過ぎたりすると、気持ち悪くなったりのどが痛くなってろくなことはない。 それなのにタバコがやめられないのは、タバコの持つ強い習慣性と私の弱い意志のなせる業なのだろう。 禁煙推奨の風潮 世の中、禁煙の場が増えてきて、特に今は受動喫煙によって吸わない人にまで迷惑をかけると言うことで、人が集まる所ではほぼ100%禁煙となっている。おまけに、健康促進法などというおせっかいと言うか、ありがたいと言うか、タバコ吸いを地の果てにまで追い落とすような法律が出来て、世の中禁煙だらけである。 このような世の中の趨勢を考えると、洗車に関わる店舗、主にガソリンスタンドの待合室でも「禁煙」が基本であるべきだと、セミナーとかスクールの度に説いてきた。日本の洗車を、高い技術に裏付けられた高品位な洗車にして、お客様も喜び、そして店舗も収益が上がるような文化に高めることが私たちの責務と信じ、いまやタバコを吸わない人の方が多くなった現代では、その品質の高い洗車を提供する店舗の待合室は、禁煙であるのが当然である。と、考えてきたのだ。 高い!禁煙ブース 我が快洗隊直営店3店では待合室は禁煙とし、タバコを吸いたい人のために煙が外に漏れない「喫煙ブース」を設置している。100万円近い設備であるが、待合室内でタバコを吸わない人を護る為には不可欠な物と考えた。しかし、残り2店ではスペースの問題もあって、空気清浄機を置いて、できるだけ空気を綺麗にする程度の処置となっている。またFC店では、待合室内を全面的に禁煙にして、タバコは外で吸わせるようにしているケースも多い。 喫煙家救済プラン そこで、谷好通的心変わり。 洗車を待つガソリンスタンドの待合室では、禁煙が当たり前。タバコ吸いが大きい顔をして待合室を煙だらけにしている現状を否とし、待合室禁煙を勧めてきたが、今では、思いっきり弱い立場となった「タバコ吸い」をあまり虐待せずに、ほんの隅っこの方でかまわないので、なんとか細々とでもタバコが吸えるように、工夫をしてやりませんか。そう思うようになって来た。 そういう工夫が、案外もはや悪人並みの扱いを受けているタバコ吸いをも、キチンとお客様扱いすることになって、CSにつながるのかもしれない。けっこう真剣に今、そう思うようになっています。