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第10回 天気予報
 季節の変化は、文化や人々の生活に密接に関わるものである。その季節がここ数年おかしい。地球温暖化が原因ともいわれるが、季節や天候が経済に及ぼす要素は小さくない。各業界では、生産計画の基本情報として長期の天気予報を入手する。
 国内の統計データとして、年間を通し降水確率の低い日というのが何日かあるが、昭和三十九年開催の東京オリンピックの開会式であった十月十日がその代表だ。こうして後年十月十日が「体育の日」と制定された。(現在は十月の第二月曜となっている)
 私たちの扱う「洗車」という商品も、天気に大きく左右されるものだ。普段何気に天任せと受け止めている天気予報について、ここで一度学習してみよう。
天気予報の始まり
 現在の天気予報は気象庁の観測データを分析し、気象庁の職員が伝達するものと、気象予報士が伝達するものとに分かれている。平成六年に国家試験が設けられた気象予報士は、平成十五年八月の試験合格者を含めて四千七百五十人近くいる。全国民の二万七千六百人に一人が気象予報士ということになる。
 さて、気象庁は明治八年に発足した東京気象台がその前身だが、気圧や温度や雨量を一日三回観測する程度で予報業務は行っていなかった。予報は、この八年後にようやく一日一回発表された。日本最初の天気予報は東京市内の交番のみに掲示されたそうである。
記念すべき予報『全国一般、風ノ向キハ定マリナシ 天気ハ変ワリ易シ 但シ雨天勝チ』。
時代は流れ、観測衛星が宇宙からデータを送ってくるなど、技術は進歩の一途をたどった。現在、日本全国には一四五か所の気象台や観測所がある。

観測データの分析
 空、海を含め世界の気象機関の情報も含めた観測データは、気象庁本庁(東京)に集められる。一日に届く気象データは文字数に換算すると新聞約一年分に相当する(およそ十億字)もので、これを処理するのがスーパーコンピューター「COSMETS(コスメッツ)」。一秒間に約七七〇〇億回計算し、日本付近の詳細予測を一八時間先まで、東アジア圏内は二日先、地球全体は一ヶ月先まで予測処理するという。
 これらのデータが各地の気象台に配信され、気象予報士がデータに基づき判断するということだ。綿密な計算がなされたデータに人間が最終判断を下すのは、配信後の時間経過などで状況に変化が生じるケースが多々あるため、最後は人間の手に委ねているもよう。
 ちなみに気象庁の天気予報的中率は八三%。あくまで気象庁の自己評価である。

民間気象会社のスタンス
 アイスクリームメーカーや飲料水メーカーが、夏の暑さを気にするのは当然至極。商品の生産管理は、会社の業績にダイレクトに跳ね返ってくる。こうしたメーカーには、天気の長期予報は重要な役目を果たす。また、建設現場に配備する人員についても短期的予報が役に立つ。
 特定の産業や特定の地域においては、気象庁の天気予報では得られない詳細で細分化された予報データの需要がある。ここに対応するのが民間の気象会社ということになる。今や、全産業の七〜八割の業種において天気は影響をおよぼすものと言われる。そういう観点では、天気情報はひとつのマーケティングとも考えられるのだ。さらに天気予報に独自の分析を加え、ビジネスのニーズに応えられるのも、民間予報会社ならではの面白さである。
 洗車販売でも、一か月予報を顧客に提供し先行予約で受注を分散させるという仕掛けを楽しく提供できたなら、顧客と店双方にとって有益なものとなるであろうに。

天候デリバティブ
 いわゆる先物、金融派生商品のことをデリバティブという。天候デリバティブは、気候の変動による企業の減収を補償する金融派生商品。損害保険では自然災害による実際の損害額が確定しないと保険金は支払われないが、天候デリバティブは予め約束された異常気象が起きれば補償金は支払われる仕組みだ。地球環境が危ぶまれるなか、異常気象で企業が受ける痛手は小さくない。欧米では数年前から天候デリバティブの市場が拡がり、先物取引所で天候指数を表示するところも出てきている。
 日本でも金融機関を中心に提供する会社が増えてきた。昨今では中小規模の企業向けに小口化したものも発売されていて、リスク管理体制という面から見ても、今後はより馴染みやすい商品になりそうである。

洗車マン泣かせの週間予報
 今、テレビを観ても、新聞を見ても、ネットで覗くどのポータルサイトにも、天気予報は必ずある。しかもほとんどが一週間単位の情報で、先の予定とリンクさせては調整するという行為につながっている。気象庁に尋ねてみたところ、週間で天気予報を出し始めたのは何と昭和二十五年で、どうして一週間単位になったのかと聞くと、「そういう情報が欲しいという声が多かったのではないでしょうか?」と若い広報マンは答えてくれた。
 けれども。この週間天気予報、「洗車」を売っているものにとっては非常に重大なファクターなのである。
 週の前半が雨続きの予報を見たお客様が、後半に洗車を予定していたとする。すると前線の動きが殊の外鈍く、ちっとも雨が上がらず結局車を洗い損ねる。ということは・・・。我々洗車屋が痛手を被る。更には、毎日更新される新しい七日目も相変わらずはっきりしない天気だと、お客様は我慢してしまう。これでは困る!
 だからといって、天気ばかりはこちらが決められないので、テルテル坊主の登場となる、のであろうか。非現実的だが、困ったときのテルテル坊主頼みは、もしかすると快洗隊あたりでは密かにスタッフルームでやっているのかもしれない。
 明日天気になぁれ。毎日そう思って洗車に情熱を傾けている皆さんも、きっと雨降りが続くと「雨を逆手にとれないか?」などとお考えになることもあるだろう。このアイデアが出てきたらスゴイことになるのになぁ・・・って、あるじゃないですか!「アクアキーパー」が。雨が降るほどに、汚れが付きにくくすべるように雨を流していくアクアキーパーを施工すれば、お客様はきっと「雨に唄えば」状態。不安定な天気が続きそうだったら、一度お客様にじっくりアクアキーパーの特性でも説明してみる、ということかもしれない。いかがでしょうか?