例えば、広島トレセンでのダイヤモンドキーパースクール
待望されていたダイヤモンドキーパーが5月上旬にデビューし、販売が開始された。その技術を習得するためのスクールも合わせてスタートし、期待度はますます高まるばかりだ。今回は開設されたばかりの広島トレーニングセンターでのスクールをレポートした。
受講者は8人の少数制。講師はアイタック技研本社開発部の増田貴志インストラクターが務めた。ダイヤモンドキーパーのスクール指導は今回で3回目という。午前10時にスクールは始められた。まずは研修室での座学。ここでは「ダイヤモンドキーパーとはなにか?」からそのメカニズムまでを解り易く解説。従来のキーパーとは違った客層にアピールするための技術を頭に入れる。1時間ほどで座学は終了し、いざ実技へ。
増田インストラクターを中心に山本信所長、スタッフの三俣インストラクターが実技指導をサポートする。最初は増田講師が解説付きで水垢・鉄粉取りからポリッシャーの使い方、施工までの手本をみせる。続いて用意された3台の実技用車両にそれぞれ分かれて実技を行う。キーパー導入店がほとんどであるため飲み込みは早く、作業はスムーズだ。「ダイヤモンドキーパーはこれまでのキーパーとは違った客層にチャレンジする。
これだけのツヤと撥水性を出せるということをアピールする必要がある。色の濃いクルマの方が違いがわかりやすい」などと増田講師。受講生が実技中の間、細かく回っては声をかけて丁寧に指導する。こうして下地調整が終わる。続いていよいよダイヤモンドキーパーの施工に入った。
絶大な威力に感動のどよめき
いよいよ本番のダイヤモンドキーパーのコーティング作業。小さな50mlエアゾールと、マイクロスポンジを持って、増田インストラクターがていねいに作業を説明する。と言っても、作業そのものは、いたって簡単。あっけないほど簡単にコーティングが進んで行く。
作業が進むほどに、みるみるボディガラスコーティング特有の透きとおるよう艶が変わっていく様子に、研修生の驚きの色が出る。ボディガラスコーティングは、塗布作業が非常に困難なのが普通であり、それを経験したことのある人は、ダイヤモンドキーパーの作業の簡単さに驚きの表情がかくせない。わずか、20〜30分ほどの作業を終え、みんなでその出来ばえにホレボレする。
教室に戻って、最後の座学。作業の注意点、考えられるトラブルに対しての対策法など、細かい講習が続き、研修生を交えてのディスカッションでは、「快洗隊では、ダイヤモンドキーパーをどのように販売しているのか」など、話が盛り上がり、予定を1時間半過ぎて、午後6時半に終了した。
参加者の声
岡山市から参加した山本さんは「とても解りやすかった。お客さまに勧めるためには、まず自分が理解しなければいけない。黒いクルマがより深みを増していくので感動した」という。さらに「ポリッシャーは初めて使った。最初はぎこちなかったが、慣れれば使いやすいと思った。商品が素晴らしいのでやらざるを得ない」などと話していた。
Aさん
○作業性、艶に関して抜群によい。ディーラーのコーティングがキレイだからと思ってしている人は少ないと思う。しかし、ディーラーコーティングしているので水垢が付いていても水洗いのみしかしてくれない。その中でダイヤモンドキーパーの販促、宣伝をいかに行うかが悩むところ。
○一度ダイヤモンドキーパーを施工するとお客さまはこの艶にはまるであろう。
Bさん
○サクシード(アイ・タック営業車)が前回見た時の濁ったような艶から深い艶にかわり感動した。
○下地処理を含めて施工が非常に楽である。
○ダイヤモンドキーパーの講習を受けていないところに、販売しないでほしい。中途半端な仕上がりのものを提供し、ダイヤモンドキーパーのイメージが悪くなるのが恐い。
○口込みによる来客が期待できる商品である。
Cさん
○ファイナル1の方が良いのではないか?理由として、メンテナンスが1年に1回なので来店頻度が少ないことは店舗として魅力を感じられない。
○キーパーとダイヤモンドキーパーの間の商品がほしい。ダイヤモンドキーパーは売ろうと思っても売れる商品ではない。
○ダイヤモンドキーパーのコーティング作業は簡単
Dさん
○施工が非常に簡単であり、うちのスタッフなら誰でも施工できるだろう。メニュービルダーとからめてすぐに取り組みたい。
セット価格が高いので、少数の販売もしてほしい。
Eさん
○アクアキーパー同様、TOTOコーティングにかわるものと捉えている。
○濃色車の販売数量が増加しているので深い艶が出るこの商品は将来的にも期待をもてる。
このようにすべり出した全てのスクールで、ダイヤモンドキーパーの商品力のすごさが確認された。
と同時に、技術力(下地作り)をきちんとできる店に、ふさわしい商品である事も確認されたようだ。
貴店もぜひ、体験会などを通じ、「まずは自分の目で、肌で」感じて頂きたい。 |