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車を購入する際には、たくさんの「選ぶ」という行為が必要になります。車の大きさはどうするのか、オートマチックにするか、マニュアルにするか、乗車人員は何人か…、数え上げたらキリがありません。もちろん悩みますよね。しかし基本的には自分が好きな車・好きな仕様にすればいいと思います。
快洗隊にも本当に多種多様な車がやってきます。お値段もサイズも細かい違いも考えたら一台とて同じ車はありません。その中でも考えてしまうのは、「オートマチック車の方がマニュアル車よりも多い」ということです。
なぜ日本の車はオートマチック車が多いのか? いろいろなところで、この問いに関する記述を目にしますが、特に明確な理由はないようですね。「昔に比べてずいぶん燃費も良くなった・クラッチの操作が必要ないからわずらわしくない・いつのまにかオートマチック車が増えてマニュアルの免許を持っている、(操作する機会)必要性がなくなった」というところでしょうか?
実際に日本では販売される車は国産・輸入車を含めて、およそ93パーセントがオートマチック車なのだそうです。なぜここまで普及したのか、本当に不思議ですね。このことに関して特に面白いのが、自動車雑誌に時々掲載される「マニュアルかミッションか」という記事です。最近はそうでもありませんが、少し前までは日本の車のオートマチック化を嘆くものが多かったように記憶しています。スポーツカー市場の縮小を悲しむことから始まり、マニュアル操作の楽しみに熱弁をふるい、再びスポーツカーが走る日本にしよう、というようなものです。ともすれば、オートマチックがいい、と言って乗ってるやつは車のよさを本当にはわかっちゃいないとも言いたげなものさえありました。
そんなにオートマチックはいけないでしょうか?
気軽に乗れる操作性のよさは、オートマチック車の最大の特徴であり、それゆえの普及率の高さであると思います。確かにスポーツ走行を基本に考えられた車は、マニュアルで任意にギアを選び、性能を最大限に引き出すことを要求されがちですか、乗ってみたらオートマチックの方が運転が楽しかった、ということももちろんあるでしょう。そもそも乗っている本人が楽しくて、納得しているのであれば他人がとやかく言うことではないのです。というのも、先日中古車屋さんで試乗させていただいたオートマチック車が、大変楽しかったからです。(その車はスポーツカーで、売れているほとんどがマニュアル車です)
最近ではオートマチック限定の免許で乗れる2ペダルミッションというような車もよく見かけます。自動車産業・市場の飽和・衰退がいわれる今日ですが、今までとは違った市場・方向性を模索し、これからどうなっていくのか期待していいと思います。車に関係する仕事に携わる一人として、見守っていきたいですね。
私事ですが、ついにその中古車屋さんで「この車ください」と言ってしまいました。初の自動車購入なのでドキドキです。GWに間に合うかな?
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