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洗車は、キーパーは、リピートがかなめ。
洗車収益の向上を図る時、往々にして新規客の獲得を推進しがちだ。しかし、リピートの積み上げこそ
安定収益構築の最短距離ではないか?今月は、そんなテーマを掘り下げてみる。 |
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昨年11月末オープンの名古屋鳴海店も、やや静かにスタート
リピーターの蓄積で前年比157%の北神戸店 |
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車をキレイにする事が目的である洗車、磨き・コーティング、掃除による洗車収益は、リピーターの蓄積が生命線である。
それはどんな商売でも同じことかもしれないが、快洗隊という洗車の商売をやっていて、特にそれを強く感じる。
洗車屋という商売は、日本においてはまだ一般的ではなく、(世界では当たり前の商売なのだが)
洗車屋をオープンしても、一般の人には、そこが自分に対して何をしてくれる店なのかよく分からないので、最初はなかなかたくさんの来店を得ることが出来ない。
オープン時に派手なイベントをやっても、反応は鈍い。
だから、いつも静かなスタートとなるのだ。
静かにスタートをして、あとは普段の営業の中で、来店していただいたお客様に、良い洗車と、良いコーティング、良い掃除を、淡々と提供し、「自分で洗うより、ここで洗ってもらった方がキレイになる。」とか、「このコーティングの仕上がりならば、お金を払う価値がある。」とか、「今度は掃除もしてもらおう。」などなど、「また、ここに来よう。」と思っていただくこと。つまりリピーターになっていただき、そんな方が増えていくことによって、来店のお客様がだんだん増えていく。そして来店客が増えることによって、繁盛店が出来上がり、新規のお客様が入りやすくなって、リピーターの蓄積のスピードが上がっていく。たとえば、平成15年にオープンした知立店・安城店・北神戸店の平月実績を平成16年の
平月実績で比較すると、北神戸店で、前年比157% 知立店で、前年比117%(立地に問題あり?)これは6年前にオープンした刈谷店の上昇経緯とよく似ている。
実に、リピーターの蓄積こそが洗車屋の生命線なのだ。 |
何度も来ていただいている定着したリピーターのお客様でも、たった一度のいい加減な洗車、たった一度のいい加減な仕上がりのKeePreで「ナンダこの仕事は、もうここに来るのや〜めた!」となってしまうこともあるし、完璧な仕事を続けていても、うっかりとした不適切な接客とか、緊張のたるみによるダレた応対によって、お客様に不快な思いをさせてしまえば「あ〜もういやだ。」となってしまうかもしれない。
これは、食べ物屋さん(たとえばラーメン屋)とよく似ている。
一度来店したお客様が、その店のラーメンを食べて「うまいっ!」となり、それ以後、何度も来店し、そのラーメンを食べてくれるようになったとしても、たった一度だけ手抜きのスープを作って、まずいラーメンを出してしまった。「ここのラーメン、味が変わっちゃったね、まずいっ」となる。
あるいは、お店が繁盛することに天狗になって、お客様をおざなりにするような接客をしてしまったら、「もう、二度とこんな店に来るか」となるかもしれない。
リピーターとして来店し続けていただくには、まず第一に、いつも変わらぬ品質の商品を提供し続けなければならない。(洗車ならキレイさ、ラーメンならうまさ)
これは、リピーターの蓄積の大前提である。
特に洗車、コーティングなどは、店舗において、毎回作り上げられるものであり、その品質を維持し続けるのには、確かな技術と絶え間ぬ努力が要るものである。
その上で、商売として当たり前であるCSに基づいた適切な接客と、店舗作りが必要となってくる。 これは、SSとか整備業などにおけるKeePreの施工などにも言えることで、200円、300円の安価な値段の付いた洗車ならともかくも、2,000円もいただこうとする手洗い洗車や、5,000円以上もいただくKeePreコーティングにおいて、素人仕事にも劣るような品質を提供すれば、リピートなど有るはずがなく、リピーターの蓄積という商売の基本を構築することは出来ない。
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