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●試作につぐ試作
 それから何回サンプルが来たことか、最初のころ送ってきたものは、性能的にまったくダメで、「話にならない」と報告する。すると、「そりゃそうだろうね」と言って来る。
しかしすぐに、「これならどうか?」と、すぐさまサンプルが航空便で送られてくる。
性能的には、かなり良いものが出来てきた。しかし、静止テストをすると、案の定「分離」する。
先に書いたように、水性タイヤワックスの性能を上げるためには、分散の安定を、不安定な方向に振ればシリコンがタイヤに付着しやすくなり、性能は上がる。
しかし、当然のように「分離」がしやすくなるのだ。こんな子供だましのようなことは分かりきっているので、チョッと失望した。
 
それを伝えると、また、すぐに、サンプルが送られてきた。
あまりにも早い対応だったので、何をやったのかはすぐに分かった
「増粘」である・・・・・・。
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