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 洗車専用タオルの開発 |
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昨年８月のことである。その時どうしても中国語の通訳がいてほしかったので、李さんに上海同行をお願いしたのだ。
一回目の上海出張は、頼さんの店を訪問することが目的のひとつ。もうひとつの目的が「洗車専用タオル」の開発である。上海で、日本の商社と上海の商社を結ぶ紹介者に会ったのだ。
アイ・タック←→日本の商社←→紹介者←→上海の商社←→上海
のタオル工場。こんなルートになるが、中国の工場で何かを生産するときの普通の図式なのであろう。
仲介者が多いだけあって、話しがスムーズにはいかなかったが、それでも最終的には一種類のサンプルが届いた。それは私達の要求とはかけ離れたものであった。この時点で、このルートはあきらめた。
一回目の上海行きで、実はもう一人の人、タオル工場の社長に会っている。その人こそ陶さんだ。洗練された商社マンとはまるで違い、素朴そのものだった。陶さんは李さんの間接的な知り合いだ。前から、李さんにも知り合いがいたら紹介してもらいたいと頼んでいたところ、李さんの日本での身元引受人である方の弟さんの知人を通じて（ほとんど遠い…）陶さんを引き合わせてくれたのだ。
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