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●しかしながら一番の問題は、
 洗車に対する考え方の基本を忘れていた事です。冒頭申し上げた様に、洗車は欲求商品であって、燃料油のような必需品では無いと言う事です。洗車の本当の固定化は価格を下げる事ではなく、洗車そのものの価値を上げる事なのです。



その一番大事な事を忘れ、全く異なる商品の燃料油販売と同じ感覚の増販法をやってたからだと思います。結局SSなりの洗車に、仕上がりも実績も終わっていた、快洗市場と快洗隊は名前は似ていて真似をしていても実は全く違っていた、と言う事でした。



イメージ画像 そこで那珂川SSは、もう一度謙虚に原点に戻り洗車屋快洗隊としてスタートしました。実際やってみれば、見るとやるとでは大違いで、洗車に対しての拘りが全く別物でした。
 さらにもうひとつ手洗い洗車専門の快洗隊を始めた理由として、すぐ近くの競合店(ガソリン89円、洗車100円のフルサービスSS)の存在です。この様なマーケットで価格や数量(台数)で対抗しても結果は目に見えてます。これは那珂川SSだけの問題ではなく、今後セルフSSが近隣に出店した場合どこにも言える事だと思います。先行してそのような店があり、そこに同じ販売形態で勝とうとすると相当なエネルギーとリスクがかかります。逆に言えばこのマーケットなら、本当に仕上がりで満足出来る店を求めるお客様にとっては絶好の店を作れると思ったからです。



イメージ画像 結果分かった事は、実際に今まで思ってもいなかったお客様の存在です。クリスタルのフルコースをお買い上げ頂いたお客様がその翌日また洗車にみえたり、乗用車にホワイトキーパーをお買い上げ頂いたお客様がつぎの来店時には、軽トラックで来店され、同じくホワイトキーパーをご注文頂いたりとか、まだ少ないですけど今までの常識では考えられない様なお客様もいらっしゃると言う事です。



 まだまだ目標の実績には程遠いですが、洗車収益を追うのではなく、お客様の大事なお車を一生懸命に綺麗にしお客様に喜んで頂く事が那珂川SSの本当の目標として取組み、今の洗車に対する想い、又スタッフの今の気持ちの鮮度を落とさない様に、更に訓練を重ねていってもらいたい、そうすれば、必ず目標に到達出来ると思います。



イメージ画像 最終的には、洗車、車販、車検、鈑金、作業収益を中心に取組、従来のオイル、TBASP等は販売が目的ではなく、あくまでお客様の安全走行のお手伝いとしての点検の延長上について来る形で、大量販売出来なくとも高付加価値販売、高収益販売の店を作り、大型のセルフばかりの中で希望を失いかけている我々のような零細店にとって勇気が出るような店を作れればなーって思っています。



 それによって、中村店長はじめ倉岡主任、吉野、津野、青木、権藤、大原、近藤、中村、彼らがお客様と共に喜んで貰え誇りを持てる店を作りたいと思っています。 
 
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