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  海岸沿いの漁村などで活躍する軽トラックはほとんどが錆だらけである。
海水から上げたばかりの魚を運搬するのだから当然だ。
しかし、海辺近くは車で走ったり駐車しておくだけでも潮風に運ばれる塩分により錆びるようになる。それもボディではなく下回りから。


今月は、夏の新洗車収益メニューとして下回り防錆をとりあげてみる。

●なぜ下回りから


 海辺で過ごすと気になるのは、肌のべたつき感。海に入らなくても半日も海辺にいるとベタベタして気持ち悪くなる。これは空気中に塩分が浮遊して、付着するため。これは人間だけでなく、建物や車でも同じだ。それが原因で、海水が付かない場所でもよく錆びたりする。車にとってこの塩分が影響するのは下回り。一見、黒く厚く塗られた塗装で守られているようだが、小石などで、始終傷だらけになっているので、鉄板がむき出しになっていることが多い。針のような穴でも一旦さび始めれば、どんどん浸食して塗装を浮かせながら錆を広げる。


●コンサベーション防錆ワックスは塩に強い


ドイツのアウトバーンで鍛えられたコンサベーションワックスによる下回り防錆は、非常に硬い被膜を作り塩分をボディに到達させない。融雪剤による錆び対策として使われた下回り防錆も夏場は海水からのボディ保護に万全の効果を誇る。

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