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株式市場がガタガタの日本。株なんて危なっかしいことやらないから関係ない!などとは、もう言っていられない。株を多く保有している銀行が、派手な合併劇を終え、経費削減目標を達成してもなお、決算で欠損計上となるがゆえに、今以上にサービスの有料化を計画している。
両替に手数料?「ん〜」。預金金利は無いに等しく、窓口は受付番号表という無機質な初期対応で、待たせる待たせる…。ホントのところ、銀行ってどうなってるの?
儲けなくてはいけないのはわかるけど、対価に見合ったサービスしてるの? |
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銀行の本業 |
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不良債権処理で、来る日も来る日も、銀行がらみの新聞記事が目に入らない日はない。もちろん株価の低迷で、保有株の価値が軒並み下がり、こちらも頭が痛いところだろう。銀行自体が、バブル期に甘い審査で貸し出した多額の金が、企業の破綻や再建のため、返済されないで不良債権となる。もちろんこれらは過去の負の営業資産だが、本来の銀行業務だけを取り上げてみると、何と
十年前より儲かっているという。
銀行業務の収支は、業務純益として計上される。
これは、銀行業務をしたことで得られた利益(業務粗利益)から、運営の経費を差し引いたもの。
この業務粗利益のなかで一番大きな割合を占めるのが「資金利益」である。
銀行が貸した金の利子の合計額から支払った利子の合計額の差額(利ざや)がそれだ。
この他には、窓口業務の手数料やATM手数料の「役務取引利益」と、株式など有価証券の売買益「特定取引利益」、そして「その他業務利益」といわれる外貨や国債取引で得た利益がある。
漢字ばかりで難しそう…だけど、つまり業務粗利益の75%近くが受取利子なのだ。
しかもこの業務上の利益だけを見れば、大手銀行はこぞって黒字なのである。
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