産業界の再編と経営統合が、急速なテンポで進んでいる。産業空洞化により業績が悪化した企業が、再構築を図り足並みを揃えたように人員削減に走ったため、構造不況はますます深みにはまった。岩のように堅い結束のもとの経営で「看板」を命がけで守っているように見えた大企業でさえ、生き残りを賭け、看板を捨て再編を模索する始末である。 　しかし、こんな時代にあって、新たに重宝される事業も生まれている。私たちが世の中に提案している「洗車業」もそうではないか。不況・不景気のニュースと抱き合わせて、海外高級ブランド専門店の開店ラッシュが報じられるが、このブランド品消費動向には、私たちの提供する業務に通じるひとつの鍵が隠されている。 『高くても欲しいものは売れる』。これこそが鍵である。 　洗車専門店「快洗隊」と「KeePre」という商品。まだまだ一般的ではない「極上手洗い洗車」という商品を扱う「洗車屋」のブランドを、これを求めている未だ会わぬ潜在顧客に、いかなる方法で訴求していくのかが、アイ・タック技研の課題である。 　 　 　 　 次へ