すばやく洗えて傷つかない。手洗いするなら・・・
ラ・モップ&ラ・モップジュニア
「羊の毛から生まれた優しくて新しいプロ用洗車器具」の代名詞で、今や手洗い洗車に無くてはならない必需品となったLa・Mop(ラ・モップ)とLa・Mop Jr.(ラ・モップジュニア)今回はこの商品の特性とメンテナンスの方法についてご紹介します。
<天然ウール100%>
ラ・モップは、靴や衣料用の毛皮を製作するのと同じ方法でなめされた手洗い用のハンドモップです。
従来の製品(化繊など)と比較して、
①毛自体が吸水しないので、水に濡れても軽い。
②繊維を編んだものではないので、細かなホコリがこびり付かない。
③ボディーにフィットし、洗浄性・密着性が良いなどの特徴があります。
<“不思議な”使用感>
通常この製品は、快洗ジュニアなどを使用した手洗い洗車や、洗車機に搭載されているノンブラシ洗車の工程などで使用します。
ムースをかけたボディーに水で湿らせたラ・モップをあてがうと・・・なんとも自然な吸着感があり、サイド部分の洗浄時にもぴったりくっ付いてなかなか落ちません。
無理に力を入れてあてがう必要がないので、傷がつきにくく、作業性もアップするという訳です。
<ゲストルームにも・・・>
手洗い洗車を望まれるお客様が1番気にしていることは、細部の洗い残しとキズ。
一般ユーザーの手洗い洗車といえばタオルやスポンジを使用していますが、「プロならでは!」の手洗い洗車を演出するため、ラ・モップをゲストルームに展示し、優しさをアピールするのも効果的です。
従来、SSで洗車をしなかったお客様から「手洗い出来るの?」って声をかけていただけることもあります。
近年では大型スポイラーの純正装着やRV車の普及により、洗車作業そのものが多様化しています。
背丈のあるRV車の天井や平らで広い部分ではラ・モップの「幅」が役立ちます。
また、バンパーやドアノブ付近などの細かな部分では、型のないラ・モップジュニアが活躍します。
快洗Jr.の手洗い洗車作業マニュアルでは、利き手にラ・モップジュニア、もう一方にラ・モップを持つ様になっています。
ラ・モップ脱毛症!?の真相とは・・・
<天然がゆえに・・・>
ウール100%の商品ですので、長く使う為には普段のお手入れが肝心です。
スエードの服や靴をお持ちの方ならご理解いただけると思いますが、通常革製品は水に弱く、濡れたまま放置しておくと表面がカサついてきます。
かといって保湿用のオイルを塗ることは不可能。
ポイントは【乾かさない・ふやかさない・しぼらない】です。
また、羊から毛を刈り取る次期によって、比較的抜け毛が早く進行する物もあります。
人間同様【個人差】があることをご理解ください。
<2度目のマイナーチェンジ>
発売当初のラ・モップは裏地に布を使用していましたが、
①布が水を吸って重くなる
②布地部分にカビが発生しやすい
などの問題があり、メッシュタイプに変更しました。
これにより、上記の問題が改善され順調に出荷を続けてきました。
しかし、今度は裏地とメッシュとが擦れ合うことにより、裏地が薄くなり、毛根部分が剥き出しになるという弊害が新たに発生しました。
今回のマイナーチェンジでは、メッシュと裏地との間に布を1枚挟み込む(写真参考)ことにより、以上の問題点をすべて解決する物となりました。
・・・・・・・・お詫びとお断り・・・・・・・・・
一部取扱店様におきましては、ラ・モップおよびラ・モップジュニアの抜け毛に関しまして、ご迷惑をお掛けしましたことをお詫び申し上げます。
本年8月より上記のような改善を施し、比較的丈夫なものとなりましたのでご安心してお使いください。
ただし、刈り取り時期による製品の誤差は、出荷時に判断することができません。
万一、下記のメンテナンスをしたにも関わらず、ご使用後2週間程度で不具合が発生した商品につきましては、お取替えをさせていただきますのでよろしくお願い申し上ます。
<<保管方法>>
※使用頻度によりますが、通常の使用期間は3ヶ月前後です。
①使用後は綺麗な水でよく濯いでください。
その際、もみ洗いは避けてください。(裏地部分がひび割れを起こし、毛が抜けやすくなります)
②洗浄後は水を良く切ります。しぼらずモップを振って水を切るようにしてください。
③水を切ったモップは、毛の面を上にして日陰で乾燥させます。(スエード部分の乾燥を防ぎます)
その際、ホコリがかぶらぬよう工夫してください。
④再度使用する際は、バケツの水でよく濯いでから使用します。
⑤閉店時には、上記①〜②を入念に行いピット室で保管してください。
⑥万一完全に乾燥させてしまった場合は、バケツの水に浸し、柔らかさが復元するまで自然浸透させてから使用してください。